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ティダマンデの徳之島                    
10月22日(金)                      天城町・寝姿山 ( 21日4時撮影二枚合成)

女人仰臥の稜線はロマンへの誘いを感じる

徳之島の北部にそびえる天城岳(533b井之川岳に次ぐ島内二番目の御岳)とその西方に
連なる山々を結ぶ稜線はさながら、”女人仰臥”の形をしている。
黒髪を海に浸し、柔らかな顔はほほえみを浮かべ、乳房は誇らしげに青春の喜びを謳ってい
るようである。
まもなく初子の誕生を迎えるであろうふくよかなお腹、天を拝み続ける姿態は永遠に美しく、ロ
マンへの誘いを感じさせる。だれが名付けたのか『寝姿山』と命名され親しまれている。

松原からさらに与名間の方向に行くと、石廻いという県道の上に見えるのが猫の鼻(島語でマ
ユンハナ)と呼ばれ、その東側に犬呼び鼻(インユビバナ)右側へ中盛岳、平山と続く。
これらの山々を全部合わせて、古来松原の人はニシン山と呼んでいる。(ニシン=島では北を
意味します)
いつものこと、東シナ海で黒髪を洗うモナリザのようにほほ笑みを浮かべ、塵が台風で一掃さ
れた朝のように、虚空に向かって清々しく笑う崇高なるその容姿が愛しい。

参考文献:
      奄美列島、徳之島・松原・与名間小史(武原勝也著)、天城町文化財審議委員会、徳之島新聞